FUJIFILM X-T5 クラシックネガ 作例

東京の小京都、烏山寺町の妙寿寺と幸龍寺を巡りました。散策のお供は、FUJIFILM X-T5です。天面部のダイヤルがかっこいいですね。ブラックのカメラ本体にヨセミテストラップのブラックを付けています。

撮った写真を以下に掲載します。ちなみに、jpeg撮って出しではなく、X RAW STUDIOでraw現像した写真になります。フィルム調を目指しました。

寺院という場所がら、アンダー側に振り、フィルムシミュレーションはクラシックネガを選びました。低彩度、高コントラストが特徴ですが、暗い雰囲気も相まって、木々の緑は、くすみがちになります。このどんより感は、シャドウトーンの調整で和らげました。また、WBシフトをR2とし、全体に少し暖かみを加えました。これは、いい感じで効きます。

クラシックネガは、概して、空が白くなりがちです。アンダー側に振ったのは、空の青さを出すことも意図しています。その分、暗部が沈みますが、シャドウトーンの調整はここでも効きます。それでも、全体のコントラストは強いままですが、それはそれで、フィルム調となります。

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撮影、現像の留意点をいくつか追記しておきます。

絞りは開放側とし、解像感を緩めました。その意味で、シャープネス、明瞭度もマイナスに振り切りました。また、俗に言うところのざらざら感を出すため、グレインエフェクトを強くかけました。

彩度は抑えました。また、空の青味も弱めです。カラークロームエフェクト、カラークロームブルーの効果は限られるでしょう。今回は、逆光の場面もなかったので、レンズフィルターの効果は顕著には見られないでしょう。

フィルム調を目指すべく、黒つぶれや白飛びを受け入れるつもりですので、ダイナミックレンジは広くしていません。概して、アンダーに振っても、空の青さを出せないこともあります。

写真の掲載は以上です。

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最後に、今回の設定を以下にまとめます。

カメラFUJIFILM X-T5
レンズSIGMA 30mm
F1.4
レンズフィルターBLACK MIST
No.05
撮影モード絞り優先
測光モードマルチ
絞り値1.4~4
露出補正値-1.3~0
ISOオート
(125~6400)
低速限界1/125
ホワイトバランスオート雰囲気優先
WBシフトR2/B0
フィルム
シミュレーション
クラシックネガ
グレインエフェクト強/大
カラークローム
エフェクト
カラークローム
ブルー
スムーススキン
エフェクト
ダイナミックレンジ100%
ハイライトトーン-1~0
シャドウトーン-2~0
カラー-2
シャープネス-4
高感度ノイズ低減0
明瞭度-5

今回の設定を参考に、次回は撮って出しで臨んでみたいと思います。

最後まで、ありがとうございました。

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