松岡美術館は、東京は白金台にある私設の美術館です。古代から現代までの幅広い作品が鑑賞できます。本記事では、松岡美術館の館内の様子や、ごく一部ではありますが、展示作品を紹介したいと思います。
松岡美術館について
初代館長であり、美術館の創設者である松岡清次郎は若いころから書画骨董を愛し、約半世紀をかけて一大コレクションを築きました。
80歳を迎えるころ、「優れた美術品は一般に公開し、一人でも多くの美術を愛する人に楽しんでいただこう。学術的価値のあるものは、その道の専門家や若い学究の研究資料として利用してもらおう。そうしてこそ私のこれまでの蒐集が意義を持つのではないか」と考えるようになり、美術館の設立を決意しました。
当館は開館以来、所蔵品のみで展示を行っています。それは、「私立美術館は美術品を蒐集した館の創立者の美に対する審美眼を、その一つひとつの美術品を通して、ご覧いただく方に訴えるべきところ」と考えた清次郎の意志によるものです。
松岡美術館HP
松岡美術館の最寄り駅は、都営三田線、東京メトロ南北線の白金台駅です。美術館に行くには、1番出口が便利です。
地上に出ると、大通りです。100mほど歩くと、白金台交差点があり、いわゆる、プラチナ通りが突き当たっています。横断歩道を渡り、プラチナ通りに沿って歩いていきます。
途中、フィリップ スタルク先生のユーネックスナニナニを右手に望みます。ちなみに、この日は、写真にあるように、プラチナ通りの沿道のイチョウが黄金色に輝いていました。
プラチナ通りをしばらく行くと、斜め左に入る道があり、すぐに松岡美術館が見つかります。
ここまで、白金台駅から、距離にして550m、徒歩8分の道のりでした。
玄関を入ると、左手に受付があります。観覧料は、一般ですと、1200円。SUICAなどの電子マネーが使えます。
受付の先はロビーになっており、3つの展示室が面しています。写真右より、玄関、展示室1、展示室2、展示室3です。
反時計回りに振った写真です。ロビー、展示室3は、中庭に面しています。ちなみに、中庭の紅葉がお見事でした。
2階には、展示室が3つあります。写真左から、展示室4、展示室5、展示室6。
常設展示
ロビー(古代ギリシア、ローマ彫刻)
展示室1(古代オリエント美術)
展示室3(古代東洋彫刻)
1階には、もう一つ、展示室2があり、西洋近現代彫刻が展示されていますが、写真撮影は禁止されています。
イベント展示
展示室1(古代オリエント 創造の源)
会期は、2023年2月21日〜2024年2月21日。
展示室4(アメイジング・チャイナ 深淵なる中国美術の世界)
会期は、2023年10月24日~2024年2月11日。
展示室5、展示室6(昭和の日本画と洋画 松岡翁(1894-1989)晩年の眼力)
会期は、2023年10月24日~2024年2月11日。
以上のように、松岡美術館は、幅広いジャンルのコレクションを鑑賞することができます。私は、平日の昼を挟みましたが、来館者はそれほど多くなく、きれいで静かな館内、ゆっくり過ごすことができました。
写真好きの方であれば、いろいろな被写体がありますので、絶好の構図をじっくり決めて、撮影を楽しめます。
わたしは少し長居しましたが、各展示室10~15分として、1時間~1時間30分ほどの時間があれば、満足いく時間を過ごせるかと思います。
ということで、今回の松岡美術館は以上となります。イベント展示の一部は差し替えられるようで、リピーター割引券をもらいましたので、再訪しようかと思います。落ち着いた雰囲気があり、おすすめですので、みなさんもぜひ。
それでは、別記事にて、またお会いしましょう。