国立天文台 三鷹|見学|大正から昭和初期の登録有形文化財(建造物)

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東京は三鷹の国立天文台を見学してきました。イベント等に参加したのではなく、通常の見学コースを回ってきました。

公開時間は、10時~17時です。なお、年末年始等はお休みです。団体での見学は、原則として、2週間前までの申し込みが必要のようですが、個人の場合は、今回の私のように、事前予約なしに、行き当たりばったりで、見学ができます。

こちらは、天文ファンの見学はもちろんのこと、大正期の建物が点在しているということで、建築物ファン、特に、文化財(建造物)ファンにもおすすめです。また、スタッフや見学者もそれほど多くありませんので、建物内外や自然の木々を、じっくり構図を決めて撮影できることから、フォトグラファーの方にもおすすめのスポットです。

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目次

国立天文台へのアクセス

歩き好きの方向けのアクセス方法を紹介します。

京王線の西調布駅で下車します。

改札を出たら、出口(北口)に降ります。

地上に降りたら、道なりにひたすら真っすぐ北上します。写真で言うと、奥の方へ歩いていきます。

旧甲州街道を渡ります。写真で言うと、奥へ歩いていきます。

今度は、甲州街道を渡ります。先ほどの旧甲州街道より交通量が多いです。

甲州街道を渡ったあたりから、天文台通りと称すようです。その天文台通りを北上し続けると、浄水場というバス停があります。さらに北上を続けます。

大沢コミュニティセンター前の交差点を渡ります。写真で言うと、奥に進みます。

天文台下の交差点を渡ります。写真で言うと、奥に進みます。

国立天文台の信号の少し手前を斜め左に入ります。すぐに国立天文台の正門があります。スタートの西調布駅から2キロメートルちょっと。約30分の道のりでした。

ちなみに、信号のすぐ先に天文台前というバス停があります。京王線の調布駅のほか、JR三鷹駅などからバスが出ているようです。

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国立天文台

こちらが、国立天文台の正門です。

国立天文台表門
こくりつてんもんだいおもてもん

1925年
コンクリート造、間口5.5m、左右通用門付
登録有形文化財(建造物)
登録年月日:2014年4月25日

敷地東面に開く。中央門と左右脇門の四本の門柱からなる。門柱は鉄管を芯としたコンクリート造の表面に角石を乱れ張りとし、隅部は几帳面を取り、柱頭と足下の石にはフルーティングを施す。中央門柱の上には照明器具を据える。国立天文台の玄関口を飾る門。

文化庁HP

入って、すぐ右手に受付があります。当日、行き当たりばったりでも、記名をしますと、見学ができます。

国立天文台門衛所
こくりつてんもんだいもんえいじょ

1924年
木造平屋建、鉄板葺、建築面積66㎡
登録有形文化財(建造物)
登録年月日:2014年4月25日

木造平屋建切妻造平入で、正面に切妻屋根の玄関を付し、玄関上部や妻面にハーフティンバー風の意匠を見せ、外壁を下見板張とするなど洋風意匠とする。内部は中央を壁で仕切り、それぞれ六畳と四畳半の和室と便所を持つ左右対称の平面であった。

文化庁HP

見学者用のマップを渡されます。青いところが見学コースです。

見学者用ワッペンを渡されます。

マップに従い、まずは、第一赤道儀室を目指します。

ヤシの木のところを左に曲がります。

右に図書室があります。

すぐ先の十字路を左に曲がると、すぐに目的地です。

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第一赤道儀室

構内で一番古い建物ということです。

国立天文台第一赤道儀室
こくりつてんもんだいだいいちせきどうぎしつ

1921年
鉄筋コンクリート造2階建、建築面積50㎡、ドーム付
登録有形文化財(建造物)
登録年月日:2002年2月14日

外観左右対称の張出通路付RC造円筒状躯体の上に、手動で屋根の開閉と回転を行う直径5.6mの鉄骨造ドームが載り、口径20cmのツァイス製望遠鏡を収める。大赤道儀室と同様、東京帝国大学営繕課の設計。

文化庁HP

口径20センチメートルの屈折望遠鏡。

階段を降り、真っすぐ続く道を、次の目的地である天文台歴史館へと行きましょう。

途中、太陽系ウォークがあります。

突き当りが目的地です。

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天文台歴史館(大赤道儀室)

構内で一番大きなドームということです。

国立天文台大赤道儀室
こくりつてんもんだいだいせきどうぎしつ

1926年
鉄筋コンクリート造2階建、建築面積238㎡、ドーム付
登録有形文化財(建造物)
登録年月日:2002年2月14日

頂部にロンバルト帯風の蛇腹を廻した円筒状RC造躯体に、直径15mの銅板葺鉄骨造ドームを載せ、総高19.5mとする。ツァイス製望遠鏡の鏡筒の方向・傾きに合わせて、ドーム回転と円形観測床の回転及び傾斜角調節を行う。

文化庁HP

日本最大の屈折望遠鏡ということです。口径は65センチメートル。

先ほどの第一赤道儀室から天文台歴史館まで続く道を、天文台歴史館の少し手前を左に曲がり、次の目的地へ向かいましょう。

道なりに進むと、目的地に着きました。

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太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)

スクラッチタイルの外壁。

国立天文台太陽分光写真儀室
こくりつてんもんだいたいようぶんこうしゃしんぎしつ

1930年
鉄筋コンクリート造平屋建、建築面積331㎡
登録有形文化財(建造物)
登録年月日:1998年7月23日

アインシュタインの相対性原理の検証を主目的として建てられ、アインシュタイン塔の名で知られる。観測室を頂部にもつ塔状の外観が特徴で、塔の内部には建物と絶縁された機械室が上部までつながっており、その周囲に階段と準備室が設けられている。

文化庁HP

天文台歴史館まで戻り、今度は、右に進みます。

4D2Uドームシアター、展示室を越えると、次の目的地です。

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旧図書庫

国立天文台旧図庫及び倉庫
こくりつてんもんだいきゅうずこおよびそうこ

1930年/1961年改修
鉄筋コンクリート造2階建、金属板葺、建築面積100㎡
登録有形文化財(建造物)
登録年月日:2014年4月25日

鉄筋コンクリート二階建で、窓の上下には水平に連続する小庇を付す。一階には丸窓を付ける。西にモルタル塗の増築部が付くが、当初から増築の想定がなされていた。シンプルな外観やスクラッチタイル貼仕上げに昭和初期の特徴を示す。

文化庁HP

アインシュタイン塔と同様に、スクラッチタイルの外壁です。

旧図書室を左に見ながら小道を行くと、次の目的地です。

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子午儀資料館(レプソルド子午儀室)

国立天文台レプソルド子午儀室
こくりつてんもんだいれぷそるどしごぎしつ

1925年
鉄筋コンクリート造平屋建、鉄板葺、建築面積36㎡
登録有形文化財(建造物)
登録年月日:2014年4月25日

子午線上を通過する天体を観測し、その地の経度や時刻を決める子午儀を納める建物。ゼツェッション風の意匠を持つ鉄筋コンクリート造平屋建の建物で、鉄骨造の小屋組はレール上に据えられ、観測時には鉄骨造の切妻屋根が中央から開き、子午儀上方を開放する。

文化庁HP
子午儀(一三・五センチ) 一八八〇年、ドイツ製
しごぎ~

1880年
本体:真鍮製、支持機構:鉄製、集心儀:真鍮製、反転機:脚部木製・回転上下部鉄製、本体:口径13.5cm、鏡筒長214.8cm、回転軸部幅98.0cm、支持機構:高さ74.0cm、集心儀(基台鋳鉄部を除く法量):長さ83.0cm、高さ37.3cm、奥行き、23.0cm、反転機:高さ180.0cm、幅89.0cm
重要文化財(美術品)
重文指定年月日:2011年6月27日

我が国近代天文学の黎明期である明治14年(1881)にドイツより輸入された大型高精度の子午儀と関係機材。麻布飯倉の海軍観象台に設置され、この子午儀の位置が日本の天文経緯度原点とされ、時刻の決定にも利用された。

文化庁HP

小道をさらに行くと、子午儀資料館の隣になりますが、次の目的地があります。

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ゴーチェ子午環室

国立天文台ゴーチェ子午環室
こくりつてんもんだいごーちぇしごかんしつ

1924年
鉄筋コンクリート造平屋建、金属板葺、建築面積129㎡
登録有形文化財(建造物)
登録年月日:2014年4月25日

子午線上の天体の精密位置観測のための子午環を納める半円形立面を持つ建物。軸線を正確に南北に据え、建物から独立した中央の基礎に子午環を置く。建物の基礎及び側壁は鉄筋コンクリート造で、東西に出入口を付し、屋根は鉄骨造で観測時には屋根中央が開く。

文化庁HP

小道を行くと、ゴーチェ子午環室のすぐ先ですが、フィールドになっています。フィールド内には、以下のような機器や建物があります。

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6メートル ミリ波電波望遠鏡

1.2メートル太陽電波望遠鏡

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天文機器資料館(自動光電子午環)

子午線標

ヤシの木のところに戻ります。冒頭では、ここを左に行き、第一赤道儀室を目指しましたが、今度は、右に曲がります。

右手にコスモス会館があります。こちらで、食堂、購買所を利用できます。時間は、それぞれ、11時40分~13時、10時30分~17時30分です。平日のみの利用ということです。

国立天文台の紹介は、以上となります。みなさまに少しでもお役に立つ情報がありましたら、うれしく思います。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。

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