フィンセント ファン ゴッホ(1853~1890年)先生を冠する展覧会『ゴッホと静物画 伝統から革新へ』に行ってきました。
場所は、損保ジャパン本社ビル(旧安田火災ビル)の足元のSOMPO美術館です。以前は、本社ビルの上階にありましたが、数年前に敷地内に新築されました。それまでは、名前を冠していただけあり、東郷青児先生の作品も多く所蔵しています。
今回の展覧会ですが、当日券は2000円。入場にあたり、手荷物検査があります。会場は、おしゃべりが禁止されています。写真撮影は、NGマークが表示されているもの以外はOKですが、写真の商用利用はできません。
今回の展覧会は、伝統(静物画確立後の17世紀から19世紀の23作品)、花の静物画(26作品)、革新(自己表現を追求した20作品)の3章構成です。ゴッホ先生の作品25点のほか、ルノワール先生、モネ先生、セザンヌ先生、ゴーギャン先生など、関連するアーティストの作品も展示されています。本記事では、ゴッホ先生の花の静物画の写真を主に掲載します。
まず、SOMPO美術館と言えば、ひまわりです。
1888年2月、ファン・ゴッホは南フランスのアルルに向けてパリを出発する。彼はそこで画家仲間との共同生活を計画し、指導者として敬愛する画家ポール・ゴーギャンを招待した。《ひまわり》はゴーギャンの到着を待ちながら、その部屋を飾るために描かれたものである。
SOMPO美術館HP
ひまわりと並んでアイリスも展示されています。
黄と紫を対比させ、対極にある色が互いに高め合う、全く異なる補色の効果を狙った作品である。
右の垂れた花は、《ひまわり》の構図にも共通しており、色の対比と共に《ひまわり》との関係をうかがわせる作品と言えます。
展覧会解説、SOMPO美術館HPより
余談ですが、アイリスが所蔵されているファンゴッホ美術館は、黒川紀章先生が設計に関わっています。
ファンゴッホ美術館から、結実期のひまわりも展示されています。
ファンゴッホ美術館に次ぎ、ゴッホ先生の作品を数多く所蔵しているクレラーミュラー美術館からも作品がいくつか展示されています。
また余談となりますが、クレラーミュラー美術館の設計には、安藤忠雄先生が関わっています。
ファンゴッホ美術館、クレラーミュラー美術館以外の作品も展示されています。
今回の展覧会は、仕事の合間に観覧しました。2023年10月17日から2024年1月21日まで開催されますので、再度、ゆっくり鑑賞に行きたいと思います。日時指定券なら、1800円とのこと、利用したいと思います。
それでは、また。