旧宮邸の探訪記、今回がラストです。これまでの記事にいくつか追加します。
まずは、正面玄関のルネ ラリック作のガラスレリーフ扉です。既述のように、女性像は裸体ではなく、着衣であることが見て取れます。
玄関に入ってすぐに来客用化粧室があります。既述のように、洗面台の大理石は、浴室で使われている大理石と同じものです。
小客室の暖炉の上の花瓶は、アンリ ラパンの作です。
大客室からは、次室に置かれたシンボルの香水塔が見えます。さらに、奥に見えるのは、応接室と小客室です。
2階の若宮寝室には、殿下、妃殿下の写真がかけられています。
若宮居間のディスプレイは、三羽揃いのペンギン。1902年頃にロイヤルコペンハーゲンが製作したそうです。
殿下居間のディスプレイ。ルネ ラリックの作でしょうか。
殿下寝室のディスプレイ。
妃殿下居間のブロンズは、レオン ブランショの作です。
同じく、妃殿下居間のディスプレイ。水彩画は、自ら描かれたそうです。
姫宮寝室に通じる階段の踊り場には、彩りある照明が吊るされています。
3階のウィンターガーデンに上がる途中階に、スタジオなるスペースがありました。物置として使われていたのでしょうか。
1階にある事務官室。当時の写真も掲載しておきます。
本館から新館に向かう通路。新館は、本館の3年間を経たリニューアルのオープンに合わせ、2014年にお目見えしたそうです。
新館には、ボンボニエールなる引出物の工芸品が多数ディスプレイされていました。写真は、ほんの一部です。
新館にカフェがあります。庭園の緑を望む心地いいスペースです。あいにくの雨でしたが、近く、フィンランドグラス展が開催されるそうで、その際に再訪します。
以上となります。
5回にわたり、旧宮邸の探訪記を綴りました。ありがとうございました。
それでは、別記事をお楽しみに。